こんな WordPress テーマファイルは嫌だ

最終更新日: 公開日: 2023年10月

お客様のホームページを見ているとやたらとプラグインが入れてあり,未更新の赤い数字が 20 とか 30 とかついているものや,少しの改造をしようとした場合に WordPress の流儀に則っていない作りをしているものが散見され,非常に改良がしづらいことがある.

WordPress における警告
これは4つ更新に関する警告が出ている状態

企業の担当の方は大抵の場合,そこまで WordPress やホームページに詳しいわけではない.
だから,どういう状態だと何が問題であるかということ自体を把握していないことが多い.

そこで,どのようなテーマが理想なのかを考えるために,困ったテーマファイルについて挙げてみる.

標準メニューが隠されている

素人の管理者に触られて,表示がおかしくなったりしないため」という理由で様々な標準メニューが隠される.

一見,もっともな理由だが,これにより問題発見が遅れるケースが見受けられる.

メニューが隠されるデメリット

更新が分からなくなる

通常の機能追加などのアップデートだけでなく,セキュリティーアップデートがあったとしても,「プラグイン」自体が隠されていると全く見えない.
遠隔操作系のプラグインが入れてあったりもするが,そのプラグインがセキュリティーの脆弱性を指摘されてバージョンアップ対象になっているケースもあった.

要は脆弱性があるまま,放っておかれるケースが存在している.

ちょっとした変更が全く出来ない

テーマファイルに含まれるテンプレートファイルに関わる少しの修正が全くできなくなる.

すべて業者に頼むことになるため,無駄な支出が発生する.
少し色変えるだけで 10,000 円とか.

WordPress

プラグインがやたらと多い

酷い場合,35 とかのプラグインが入っている.
正確にいうとテーマファイルとプラグインは別物なので無関係であるはずなのだが,プラグインを入れることを前提としたテーマファイルが存在しているということが問題なのである.
要はプラグインが多く入っていたとしても全部消しても動作に支障のないテーマファイル(サイト)なら問題はない.だが現実にはプラグインに依存したテーマファイルが存在している.

プラグインが多いデメリット

これは以前にも言及したが,まず「更新が面倒くさい」

更新時に表示が崩れたり,何が起こるか分からない.

そもそも脆弱性のあるプラグインは常に見つかり続けているので多くのプラグインを入れれば入れるほど危険性が増す.

プラグインが更新された際に仕様が変わって,動作しなくなる.

参考になるページはこちらです.

カスタム投稿タイプの記事投稿画面がカスタマイズされている

最初に決めたレイアウトでしかページを作れないという縛りが生じてしまう.
決められた枠に従って入力していくのは楽なことだが,年月が経てば,現状に合わなくなり,項目を増やしたり,減らしたりという要求が出てくる.
その際にカスタム投稿タイプを使っていると改良がしづらくなる.
投稿は標準のプレーンな状態の方が最終的に使いやすい.

一見,簡単そうに見えるものというのは使い慣れた時には使いにくいものなのである.
よく考えると,最初から使いやすくてずっと使いやすいものというのはかなりよく考えられて制作されているといえる.

メニューが HTML でテーマファイルの中で作成されている

本来,WordPress のメニューは 外観 → メニューから,自由に変更することが可能だが,HTML で直書きしているサイトもよくある.
これも WordPress の流儀にのっとっていないのでメンテナンスはしづらい.

header.php やそこからファイルをインクルードしているので,メニューを修正したい場合は,その HTML(PHP) ファイルを変更する必要がある.
テーマファイルを変更する必要があるが,それを隠されている場合は自分達では追加できないので,必然的に業者に頼むしかなくなる.
大した変更でなくても費用は発生することになる.

 

関連ページ

 

Contact

ご質問等ありましたら,お手数ですが弊社の個人情報保護方針をお読み頂いた上でフォームからお願い致します.

※恐れ入りますが,お問い合わせフォームからのセールス等はお断りいたします.

 
   
contact
y[Wgbv